元プランナーが花嫁になるまで

アラサーの元ウエディングプランナーが仕事で得たノウハウを実践しながら花嫁になっていく記録

結婚式までのダンドリ~テーマ決め~

いくつかの式場見学をして、私たちは自分達の価値観を改めて確認出来ました。

東京での会場見学の記録はこれまでのブログをご覧ください。
330.hatenablog.com
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その上で、最終的に国内リゾートで50名を宿泊付きで招待する結婚式を挙げることを決意しました。
会場は、私が働いていた会場でもあります。

式場が決めるて、改めて二人で話し合ったのは結婚式のテーマです。

テーマウエディングというとナチュラルウエディング」「プリンセスになりたい」と言った統一された空間コーディネートのビジュアルを思い浮かべがちですが、今回話をする「テーマ」は少し異なります。

結婚式を考えていく時に自分たちが一番大切にするポイントです。

結婚式は、選択と決断の連続です。
どこで挙げて、何を着て、余興はやるorやらない?お花の雰囲気・色は?いくらかける?などなど…
掛かる金額も高額ですし、後戻りはできません。

そして、たくさんの人を巻き込むイベントだからこそ、判断基準が非常に重要です。

式場見学に行く前に「なぜ結婚式を挙げるのか?」「なぜそう思うのか?」を話し合う事をお勧めしていますが、
実際に式場見学をしながら、そして決定した後にあらためてふたりのポイントを考えて行く事が重要です。

ここからは、私たちが話し合っていた過程を紹介します。

①2人のやりたい事(=ニーズ)を書き出す

まずは、自分たちが何をしたいか?を改めてリストアップしていきます。
式場選びをしながら気付いた事や、その式場に決めたポイントなども含めて書き出していきます。

日程や人数も決まっているので、具体的な雰囲気をイメージしていくとより具体的に考えられます。

私達の場合は、こんな感じになりました。
共通ニーズ⇒二人が主役というよりは、おもてなしをしたい
旦那氏のニーズ⇒カジュアルな雰囲気に。とにかく目立ちたくない。等々…
わたしのニーズ⇒元プランナーだからこそ、他にはない結婚式にしたい。ゲストにリラックスしてほしい。等々…

自分たちでも何を話したか?がわかるよう、全て記録に残しておきます。
私たちはパワポで作成→ネット上のファイル共有サービスでファイル共有をしました

②ゲストがどうしたら喜んでくれるか?を書き出す

自分たちのやりたい事がわかった所で、今度は招待するゲストの求めている事=どうしたら喜んでくれるか?を同じようにリストアップしていきます。

私たちの場合は旦那氏と私に13歳の年齢差があり、ゲストの年代も経験値も異なっていたため、間柄によって細かく「ゲストは何を結婚式に望むか?」を考えて行きました。

・旦那氏
親族→親に見せる事が何より重要。多忙な兄家族にとっては貴重な家族旅行
友人→大学時代の部活仲間。久しぶりの同窓会。仲間内では久しぶりの結婚式だから楽しんでもらいたい。

・わたし
親族→幼少期から可愛がってもらったので「大きくなったね」と感じてもらえる機会。働いていた場所を見てもらう機会にもなる。
友人→個別の付き合いが多いため、友人同士が知り合いになる機会にしたい。

このステップで、お互いのゲストとの関係性も見えてくるので気付きがたくさんありました。
招待するゲストが多い場合には、「親族」「職場」「友人」など大きなグループ分けで考えておくといいかと思います。

③ゲストに喜んでもらえる事を具体的に考える

②で考えた「ゲストの求めている事」を満たすために、どんな事をしたらいいのか?を具体的にアイデア出ししていきました。

新郎友人が同窓会気分でワイワイ楽しむために、また新婦友人がお互いを知るために、ゲストインタビューをしよう!となったり、
カジュアルにするとはいえ、新婦親族はベタな結婚式を望むので、定番の事はきちんとやろう!となったり…
①の自分たちの希望と②のゲストの希望をすり合わせながら具体的な演出やおもてなしアイデアを書き出しました。

結婚式場で働いていた経験から、会場で出来る事・出来ない事を踏まえてアイデア出しを自分たちでする事が出来ましたが、
会場のプランナーさんに相談して、アイデアを貰ったり、一緒に考えていくとスムーズかと思います。
(本やSNSを参考にしていくと、内容によっては自分たちが挙げる会場では出来なくて後でガッカリ…という残念な事が起きてしまいます。)

プランナーは結婚式のプロフェッショナルである以上に、その会場の一番のファンでありプロフェッショナルです。
会場の持ち味を生かした提案をしてくれる、ふたりの一番の応援団のような存在なので、自分たちのやりたい事を的確に伝えながらうまく知恵を拝借していけると良いと思います。

そして決まった私たちのテーマは

ナチュラルベタふたりらしさ と決めました

ナチュラルベタとは
 ⇒結婚式と言って自然に思い浮かべる事、ベタだと思われる事は当たり前にちゃんとやる。
 ⇒ベタな事=ずっと続いている事だからこそ、意味があり価値があると信じて、尖ったり奇抜な事にそれずにきちんとやる事に。

*ふたりらしさとは
 ⇒年齢差のある私たち自身が共通点を見付けて親交を深めてきたように、幅広い年齢層のゲストにも楽しんでもらいたい。
 ⇒ゲストにとっての共通点=私たちふたり、なのでふたりが良いと思う事をゲストにおもてなしとして伝えよう。

①~③で定めたテーマを1枚の資料にして、打ち合わせの毎に関わるスタッフさん達に渡していきました。
全てのスタッフの方に同じ目線で考えていただく事で、結婚式に統一感を持ってゲストをおもてなし出来ると考えたのです。

テーマまで決まったところでいよいよ結婚式準備が具体的にスタートします。

文字多めのブログが続いてきました(笑)
これからは花嫁らしい(?)華やかな写真も多めになっていくと思います。
インスタグラムとの連動も積極的にしていきます!