結婚式までのダンドリの番外編~無計画な式場見学、ダメ!絶対!~
2回の投稿にわたって式場見学前のダンドリを書いてきました。
よろしければこちらからどうぞ
二つの記事を通して伝えたい事は「式場選びの前にふたりで話し合う事が大事」という事です。
長時間かけて書いた二つの記事を自ら一言でまとめてしまいましたが、
これらの細かいダンドリを知りたい!という方は、是非それぞれの記事をご覧ください。
ここからは、働いていた自分の経験も踏まえて考える
式場選び前にダンドリを踏むことの重要性についての意見です。
毒、はきます
結婚式場で式場案内をする仕事をしていて、適齢期を迎えて、
「よくわからないから色んなパターンを見てみたい」
「いろいろ見て自分たちのイメージを膨らませたい」と言って
何ヶ月もかけて、いくつもの会場を見学に行く・行ったという話を聞きました。
が、はっきり言って時間のムダです。
前述の記事でも書いているように、結婚式は人生の一大イベントであり
自分たち以外の方も関係するので他のお買い物とは性質が異なります。
自分の「やりたい!」「欲しい!」だけでは決められないのが結婚式です。
だからこそ、ふたりの希望を伝えあい、条件を確認する作業が必要不可欠です。
条件と言うのが、前に書いている①時期、②人数、③エリアです。
ちょっと面倒くさく感じるかもしれませんが、これらの項目の条件がマッチしたところが、ようやくふたりの候補の会場となります。
当たり前の事なのですが、実際に式場で働いてみると、
この作業を行わずに見学を進めているカップルが本当に多いです。
式場見学はどこでも平均して2~3時間かかります。
(ヒアリング~見学~見積もり提示をするとそれくらいかかるのです)
試食などの追加もすると、更に時間がかかります。
前後の予約や、会場までの移動時間、見学後のやり取りなどを考えると、
「式場見学をする」と言っても一つの会場に対して相当な時間がかかります。
そして、会場側(売る側)は商売なので必死です。
「式場見学が5,6時間かかった」「長時間拘束された」という話も時々聞きますが、それ位必死なのです。
(長時間の拘束は両者にとって何のメリットも無いので総じて反対なのですが、必死な気持ちだけはわかります。)
必死にカップルの条件や希望を伺い、イメージとマッチするように自分の会場を紹介した結果、
「親に言ったら反対された」
「書き出したら人数がオーバーして候補から外れた」
「○月○日に挙げる事にしたので(←自社が既に空いていない日)」と言われると、
それって最初からわかってる事じゃん!時間返してー!と思ってしまう訳です。(爆)
もちろん、体のイイ断り文句ではあるので、つっこんで理由を聞きます。
「イメージと違った」「思っていたより予算オーバー」などの回答が得られることもあります。率直な意見は今後の参考になるので本当にありがたく、ドンドン言っていただきたいです。
…が、「本当に素敵で、自分たちのイメージとはぴったりだけど親が…」
などと言われると、やっぱりそれって順番が逆だよ!と思ってしまいます。(爆)
初めの頃、私は上記のようなお断りの連絡を頂くたびに、自分の労働時間が無下にされた気分でモヤモヤしていたのですが、ある時はたと気づきました。
時間がかかったのは、私だけではなくお客様も一緒だよね?
私の時間が無駄になった以上に、お客様の時間も無駄になっているのでは?
結婚式も新生活も、これからやる事が沢山あるのに
式場選びという最初のステップで貴重な時間を無駄遣いしてるって、勿体ないのでは?と。
こんな思いから、自分の準備をつづるブログでやかましい事を書く決意をしました。
無計画な式場見学では、時間が無駄になるだけでなく
無意味に迷ってしまうというリスクもあります。
情報開示がされて、口コミなども厳しくなっている世の中。
どの式場もステキです。そして上手にセールスしています。
どの式場にも得意なポイントがあり、一方で苦手なポイントもあります。
式場によって自分たちにとってのメリットとデメリットも異なるはずなのに、
沢山見学して、巧みなセールストークを沢山聞いてしまう事で、
自分たちにとって何が大切なのか?がよくわからなくなってしまうのです。
最終的に自分たちが大切にしているポイントを見失って
会場毎のあら捜しのような比較になってしまう事もあります。
色々見学をしたカップルで「段差の数」や「ドレス持込の可否」で比較をしていて、「それって貴方達にとって重要ですか?」と聞いた事があります。
※段差の数や持込の可否が重要でないと言っているのではありません。それが2人にとって重要か?という事です。車いすのゲストがいないのであれば、段差の数はゲストにとって不満につながる物ではありませんし、持込を検討していないのであれば、提携店で探せば良いのでは?と言う話です。
結婚式を考えるカップル(=買う側)が、正しいダンドリを踏まずに
キラキラした素敵な広告に魅かれて式場見学をしているのには
ウエディング業界全体の広告やマーケティングにも原因があると考えています。
ただ、少しずつですが最近はその傾向も変わってきて、
多くのウエディング雑誌やサイトで「ダンドリ」が紹介がされるようになってきました。
そして、「活字じゃわかんない」「自分たちだけでは決められない」という方には
「相談カウンター」や「ウエデイングデスク」という名前の付いた
結婚式場紹介を仕事にしている企業もたくさん存在しています。
これらの企業は「カップルに式場を紹介して決めてもらう事で、式場側からマージン(手数料)を受け取る」ので、カップルには料金が発生しない事がほとんどです。
そして、自分たちの利益を得るためには式場を決めてもらわないといけないので、カップルが式場を決めるまでのサポートをすることのプロ集団です。
こういったサービスをうまく活用する事も、効率よく式場を決める方法の一つだと思います。
なんだか最後は式場紹介会社の回し者になってしまいましたが、違います(笑)
結婚を控えたカップルが貴重な時間に効率的に、後悔ない式場選びをしてほしい!
というのが私の伝えたい事です。
・ブログを読んだけど自分たちが何をしたらいいのかよくわからない
・そもそもブログに書いてある事がよくわからない
・彼にどう話したらいいの?
・カウンターに行くのも面倒くさい
・式場選びに困っているから、ちょっと話を聞いてほしい
そんな方いたら、ぜひ気軽にご相談ください。
私に出来る事はわずかですが、結婚式を決めるお手伝いをさせていただきます!
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